御調川
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01-01
津蟹
御調川
01-02
大田
御調川
01-03
神
御調川
01-04
諸原
諸原川
御調川
01-05
大山田
山田川
御調川
01-06
杉谷
御調川
01-07
花尻
御調川
01-08
上河辺亀淵橋
御調川
01-09
三郎丸
御調川
01-10
大蔵
御調川
01-11
坂本迫
御調川
01-12
大塔
大塔川
御調川
01-13
河南
大塔川
御調川
01-14
僧殿
僧殿川
御調川
01-01
旧今津野村 御調ダムの下 新大通橋袂
ここから上流には常夜燈はない 道路拡張によって移転した記録をかたわらの石碑に残してある
『金刀比羅宮移転・昭和五十六年初春』
笠石の薄さを見よ 今日び自然石でこのくらい薄いものは減多に無い 昔の石工はこういう自然石を普段から気をつけて集めていた
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01-02
田圃の真ん中にそびえ立つ常夜燈
昔はここが川っぷちだった
石垣をよく見ると 帆掛け船があしらってあったり そろばん玉や 砂鐵を積んだ舟をデザインしている
これだけの少ない石数での工夫は 石工の腕である
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01-03
御調高校のそば 当時はここが川岸であった 灯袋に金網を張って 近年まで燈明をあげていた熱心な信者がいたはず
燈明をあげるための踏み台の石は 一見無用の邪魔物に見えるが 各所の常夜燈で見受けられる
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01-04
御調町役場から旧道を通って尾道方面へ向かう道端
何百年来尾道往来として栄えた街道の俤ををのこす
若連中とは当今の青年団
「この川は四国の金毘羅さんに通じとる 金毘羅さんが諸原村を護って下さるように」
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01-05
御調町大和(やまと)地区 山田が訛って大和に旧出雲街道に沿って聳え立つ常夜燈は村中を睥睨している
山田谷が水の被害に遭わないように 氏子全員の願いを籠めた金毘羅大權現常夜燈は 今も村中を護っているはず かたわらの辻堂も備後地区では有数なもの
「いつごろ出来やんしたもんかのう」辻堂で朝の会話を交わして居た年配の人達は どうしてこんな所にこんぴらさんが祀ってあるのか腑に落ちない
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01-06
御調町市からすぐ国道184号を北上すると 大和 甲山へ行く旧国道との岐れ道
杉谷の集落への出入り口
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01-07
市小学校から少し川下の旧道沿いに在る
笠の上にたくさんの小石『いい嫁がくるように』と言いながら小石を投げ上げて うまくのっかったら願いが叶うといわれたものです
今の御調川から百米以上も離れていますが「川は直線に土手は連続して高く」というのが近代の河川改修の常道ですので 昔と川の位置が変わっています 常夜燈のおかげで昔の川筋が判ります
昔の道は川沿いに出来たので道を辿ると昔の川の位置が分かることがあります
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01-08
常夜燈には年代などの刻銘は全くないが御調川が大きく曲がって淵が出来る川っぷち
石垣に猿尾を組んで水勢を殺ぐ「水神さんよろしゅうたのみやんす」
傍の庚申塔の年代は寛政十一年未三月六日
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01-09
田圃の中にぽつんと立つ常夜燈
屏風のように立っている後ろの山は流出しやすい真砂土
大雨の度に地形が変わる地域の住民の願いは「水難除け」のこんぴらさんに居てもらうことに決まったらしい
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01-10
国道からよく見える所に立っていた常夜燈
新しく上川辺橋が出来たので すこし山沿いに移設した
『常夜燈移設平成四年七月吉日』の石碑は 後世のためになる
「大昔からあったんじゃりゃんすで」十年ほど前に毎日献花して居た老婆は今いずこ
ごろ石が動いたのかと見れば蝮が昼寝から覚めた
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01-11
今でこそどんどん(人工瀧)が多い御調川は その昔は材木などを 川を使っての出荷が多かったことなどちょっと考えられない
平坦な流れの大川である 物流には相當寄與したに違いない
ここから下流の府中剣先までは落差が大きく流れも急である 水流を見る限り「迫」らしい
三郎丸石川酒店の裏にひっそりと立つこの常夜燈 川の行き来にはよく見えるところを選んで立てられたはずなのに
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01-12
吊し柿の産地で有名な前前後・後前後の出荷はここにある協同組合
常夜燈の石垣が崩れかけて危険なので平成元年には防護網が張ってあったが 今は立派に修復されている
横の金毘羅宮には大きな船の模型が寄進されている
福山市からの広域農道がすぐ側を通って 山中のこの地も交通の要になった
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01-13
大塔川が御調川に注ぐところ 昔の河川敷の面影をのこす集落の裏手山際にある 新河南橋ができた 府中から尾道への最短の道である
浅い小川だが 水がおいしいのか小魚が沢山上る はや あかまつ 鮎の群れが見られる
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01-14
僧殿川は小さい川だが 谷は奥が深い 出水時は相当な水量がある 金毘羅さんどうかよろしく 谷の奥を極めると そこは国蝶「おおむらさき」の里
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