神邊町川南の 国道313号と旧山陽道とが岐れる角に立っています 以前は五百米ほど北にありました 福塩線神邊駅と国道との三叉路の五十米ぐらい南側 今は無い水路際にあったのです 国道が拡張されたとき 移轉されました この辺りが神辺町の河岸(かし・舟の着くところ)であったと思われます
ちょんまげの時代はこの辺りに橋があり 神辺の出入り口になっていました 重政俊之さんの屋号の『出口』はここの地名から
横尾の朝市へ運ぶ荷物もここで積まれ また福山や横尾から仕入れた荷物も舟で運ばれ ここで荷揚げされたことでしょう
『写真で見る神辺の歴史の』では手前広々とした田圃の向こうに 川南小学校と常夜燈が裸んばちで立っています 大正の終わりごろ迄 そこは神邊の町外れだったのです