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WAXモデル成形金型を使ってワックスモデルを射出成型します
このモデルがのちに金属製品へと生まれ変わります。
金型はアルミニウム合金の削り出し。モデル1個の成形時間は数十秒です。 -
WAX組み立てワックスの柱にワックスモデルを半田ごてで融着していきます。
モデルの一部を加肉していますので製品形状が傷つくことはありません。
木の枝に実がついているようなイメージです。 -
鋳型製作先ほど組み立てたワックスモデルに耐火性の砂を付けます。
セラミックパウダーの液に浸し、砂を振りかけ、乾燥させます。
この作業を繰り返すことで砂の厚みが増していきます。 -
脱ロウ砂で覆われたワックスモデルからワックスだけ取り出します。
方法は簡単。圧力釜に入れて水蒸気でワックスを溶かしだします。
ろう(ワックス)が無くなる(ロスト)ので”ロストワックス” -
鋳型焼成ワックスが無くなり中空になった砂の入れ物(=鋳型と言います)を
1000°Cの炉で焼き固めます。
強度が増し、鋳型に通気性が生まれます。 -
鋳込みいよいよ金属製品の誕生です。
焼き固めた鋳型に、溶かした金属を流し込みます。
扱う金属材質はオールマイティー。自由度は高いです。 -
型バラシ金属が冷えて固まれば鋳型を壊して金属製品を取り出します。
鋳型は薄く、冷却による金属収縮で自然にクラックが入っています。
振動を与えれば簡単にハガれ落ちます。 -
切断
WAX組み立てでくっつけた部分を切り離します。
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砂落とし圧縮空気に細かな砂を混ぜて製品に吹き付けることで
表面に残っている汚れや鋳型の残りが取り除かれます。
製品の表面は均一な梨地肌になります。 -
形状仕上金属が冷えて固まるときに発生する収縮による
「ゆがみ」を修正します。
ここで寸法のチェックもおこなわれます。 -
検査鋳造欠陥がないか全点を人の目で確認をします。
寸法検査だけでなく、様々な検査装置を使って外部内部ともに調べます。
これで「ロストワックス素材」の完成です。 -