キングパーツ
鉄の融点1538℃
キングパーツでは金属を溶かしてイモノを作っています
  この溶けた金属、鉄の場合1500℃以上の高温になります。
金属の中で最も融解温度が高いのはタングステンの3422℃!!
このように、鉄でも溶けてしまうほどの温度はどうやって測っているのでしょう?
  身近な温度計と言えば、体温を測る水銀体温計や小学校の理科の実験で使った100℃まで測れる赤い液の温度計、最近ではデジタル表示の電子温度計が一般的。
普段の暮らしの中で高温と言えばガスの炎で、2000℃近くまで上がりますが「温度を測る」ことまではしないですよネ。
一般的な温度計では、とてもじゃないですが溶けた金属は測れません・・・

1700℃で金属を溶かしているキングパーツでは
熱電対」という仕組みを使って温度を測っています。

  材質は白金ロジウム合金。
1Kgあればそこそこの車が買えるくらい高価ですが、1500℃程度まで平気で測れますし、短時間であれば1700℃までOK。
ではもっと高い温度は? 2000℃超えればロジウムも溶けるし!
そこで使用されるのが、「光高温度計」なのです。

光高温度計は、発光している物体表面の「光の色」を測定しています。
  ほとんどの”モノ”は常温では「光」を出していませんが、温度が上がるにつれ赤から黄、白色へと「光」を発するようになります。
この光の色は”モノ”の表面温度で決まり、
数値化した物を色温度といい、
ケルビン(記号はK)であらわします。
そして色温度を摂氏温度へ換算することで”モノ”の温度を測っています。

 絶対零度は ゼロケルビン、
 摂氏に換算してマイナス273.15℃ とか
赤く光る炎
この方法であれば、鉄が溶けるような高温でも
直接触れることなく光を測定することで正確な「温度」を知ることができます。
 
 
鍛冶職人のしごと風景を人形で再現
身近なところではパソコンディスプレイの「白色設定」で出てきます。
ゲーム向きとか マルチメディア向きとか テキスト向きとかいうアレ
 
 
 
 
最高温度を調べてみた
  原子核どうしを光速に近い速さでぶつけて作られるクォーク・グルーオン・プラズマが人類によって作られた最も高温の物質としてギネスブックに登録されています。その温度は最高で4兆度!?!?宇宙誕生時の温度だとか。現在の宇宙では最も高温とされています。
このクォーク・グルーオン・プラズマの温度も、発せられる光を使って温度が測られたそうです。              どんな色だったのだろうナ
鍛冶職人のしごと風景を人形で再現
イメージ映像パラパラアニメ
 
 

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