2011年3月にアメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者がこんな発表をされました。 隕石の残留物から地球外生命体の小さな化石を発見し、大興奮と疑惑の両方の目で注目を集めたのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか? 発表された論文ではこの「(隕石)原産の化石」は、地球外からやってきたもので、 隕石が地球に落下した後に混入したものではないと主張されています。 さらにこの論文では「これらのバクテリアの化石は、地球で混入したものではなく、この隕石の母体で生存していた有機生命体だと結論づけられています。 隕石の母体は、たとえば彗星(すいせい)や月、 その他の天体の可能性がある」としています。 ただ残念な事にNASAはこの後これを裏付ける科学的根拠はない! とする正式な見解を示しました。
諸説ある恐竜絶滅原因の中で有力視されている説に、「隕石」衝突説があります。 6500万年前、地球のユカタン半島付近に直径10Km位の巨大隕石が落下し、その事が原因で地球の環境が急変したことにより絶滅したという説。
この説は現在でも有力候補ではありますが、これまた決定的な科学的根拠は無いようです。 隕石による気候変動ではなく、隕石による細菌・バクテリア感染説もありますし、隕石とは無縁の地殻変動説や、哺乳類の進化による生存競争敗退説なども考えられます。