キングパーツ
2つの787  

「YAMATO」、「てっぱん」、に続く地元ひろしま情報第三弾!

今回は"ひろしま"にまつわる2つの787をご紹介いたします。
 
 
ボーイング787  Boeing787 ドリームライナー
2011年11月。
定期便としての営業飛行が世界に先駆けて「羽田~広島」で始まりました。(注1)
  噂1)「プラスチックの機体らしい・・・?」
噂2)「日本企業が作っているらしい・・・!」
噂3)「ウォシュレットがあるらしい・・・」
噂4)「納期遅れで本当に飛ぶこと自体が夢(ドリーム)」
などなど、
開発当初から実際の就航にいたるまで、さまざまな話題を提供し続けてきた機体です。
今まで商用の航空機は機体を軽くするためにアルミニウム合金を多用してきましたが、787にはアルミニウムではなく・・というより金属ではなく「炭素繊維強化プラスチック」が機体重量比率で50%も使われているそうです。噂1はホントだった
そのカーボン複合材を含め、機体全部品の35%は made in JAPAN とのこと。
噂2もホントのようです。
噂4はウワサで終わりよかったです。
残念ながら噂3)は未検証。キングパーツでは出張で飛行機を使うのは役員承認が必要なのと、広島~東京間では"新幹線"という強敵が優勢です。(注2)
-!調べてみました!-  
シェブロンノズル 広島空港に飛んできた787を見るとエンジンカウルの終端がギザギザカットになっています。
ナンダ?ということで調べてみると「シェブロンノズル」といって、排気ガスとエンジン周囲を流れる空気とを混ざりやすくさせて騒音や振動を減らす技術でした。
機内で眠れなかった方もB787ではぐっすり眠れるかも。
 
  注1 実は広島空港到着の前にお隣の岡山空港に先に降りています。初飛行の日は同じですが、「羽田~岡山」往復便の後、羽田から広島へのフライトでした。
キングパーツがある福山市は岡山空港のほうが近いんですケド・・・
  注2 地元広島県に本社がある中国新聞には、事あるごとに「JR西日本」の広告が目立ちます。それも1段ブチ抜きどころではなく全面広告だったり。
やはり意識しているのでしょうね。飛行機を。
 
マツダ787B  MAZDA787B
1991年ル・マン24時間レースで日本メーカー初、ロータリーエンジン搭載車初の総合優勝を成し遂げたのがMAZDA787Bです。
ご存知「MAZDA」といえば広島県に本社がある自動車メーカーです。
少しお年を召された方には東洋工業と言ったほうがしっくりくるかと思います。
スポンサーであるレナウン社によるオレンジとグリーンのカラーリングを施された787Bの優勝車は、現在でもマツダ本社内にあるマツダミュージアムで走行可能な状態で保存されています。
優勝から20年後の2011年6月に、ル・マン主催者側からの依頼により、レース開始前のデモ走行をしています。
ほぼ優勝当時のスペックとパーツでの走行。
唯一追加されたのは
「がんばろう日本 NEVER GIVE UP! MAZDA」のステッカーのみだとか。
マツダ787Bイラスト
-△ロータリーエンジン▽-
右図のイメージでは「4つの工程」毎に
描いていますが
一つのローターで三つの部屋が作られ、
一つの部屋が排気をしている時、
一つの部屋は吸入していて、
一つの部屋は爆発しているというように
連動して動いています。
ロータリーエンジン
一般的なエンジンがピストンの往復運動を回転運動に変換しているのに対して
ロータリーエンジンは回転運動をそのまま回転運動として使います。
往復運動を回転運動に変換する必要が無いのでエネルギー損失が少なく
高回転に有利な構造になっています。
現在発売されている車でロータリーエンジンを搭載しているのはマツダRX8だけですが、そのRX8も2012年6月で生産終了予定だそうです。
ちょっと寂しい話しですが、今後もロータリーエンジンの様な画期的な素晴らしい車が発売されるのを願います。
それとも化石燃料を使うエンジンは役目を終えて今後は 電気 or 水素かな。

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