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2010年行われた冬季オリンピックバンクーバー大会は、多くの人々に感動を与えみなさん大いに盛り上がったのではないでしょうか。結果、日本は金メダルこそ獲得できませんでしたが、銀3個、銅2個のメダルを獲得しました。
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選手にとってオリンピックのメダルとは、とても価値があり、重く感じるものでしょう。 |
今回はそんなオリンピックのメダルについてのお話です。 |
メダルには金・銀・銅の3種類がありますが、その材質は何でできているのでしょう。
その名の通り金・銀・銅でできているのでしょうか?
実はオリンピック憲章にそれが定められているのです。 |
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『オリンピック憲章(Olympic Charter)』の規則70 付属細則 2-2 より |
メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位及び2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(又はメッキ)が施されていなければならない。 |
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Gold medal |
メダルの材質は銀で |
表面に金メッキをしています |
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Silver medal |
銀メダルの材質も同じく銀で |
素地のままです |
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Bronze medal |
銅メダルはなぜか規定がなく |
銀をまぜた銅合金が一般的です |
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バンクーバーオリンピックのメダルの重さは500g~576gだったそうです。
そこで材料費を計算すると・・・ |
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(重量は全て500g、材料単価は当時の相場で) |
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500g |
× |
47円 |
= |
23,500円 |
(銀の材料費) |
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6g |
× |
3,200円 |
= |
19,200円 |
(金メッキの材料費) |
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合計 42,700円 |
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500g |
× |
47円 |
= |
23,500円 |
(銀の材料費) |
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500g |
× |
0.65円 |
= |
325円 |
(銅の材料費) |
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これにデザイン費、加工費などが加わりますので、
実際の価格はもっと高くなりますが、何といっても金メダルは価値も価格も高い様です。 |
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エコが叫ばれる昨今ですが、メダルもそれを意識したものになってきています。
今回のバンクーバーオリンピックのメダルには、テレビの回路基板、モニターなど電子機器の廃棄物からリサイクルした材料も含まれているそうです。 |
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メダルの価値はもちろんその値段で決められるものではなく、メダルを獲得するまでの選手の努力や、想いによって大きく変ってくるでしょう。
バンクーバーオリンピックでは合計258個のメダルが授与されましたので、
メダルの価値も258通りあるのだと思います。 |
~ロストワックスの可能性を拡げる~ |
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