キングパーツ
実家に帰省したとき、
地元では話題になっていた映画「男たちの大和」のロケセットを見に行きました。
今回は、その時のお話をします。

 

ロケセットは広島県の東部の街 「尾道」 にあります。
     (正確には「ありました」ですね。公開は2006年5月7日まででした)

広島県は瀬戸内海に面していて、比較的海も穏やかで、台風や高潮などの影響が少ないことから、古くから造船が盛んです。

その中でも尾道は大手企業の造船所が多数立ち並ぶ造船と映画の街です。

戦艦大和は、広島市に近い「呉」という街で作られました。

ちなみにの位置にキングパーツがあります

写真をクリックすると別ウィンドウに拡大写真が開きます。
船首です。

喫水線のあたりから上を実物大で再現。

船首から主砲を眺める。

予算の都合?か、映画では必要なかったのか、第一主砲には砲身がありません。

「大和」の特長である46センチ主砲
(277トン)は、当時世界最大の艦載砲。

射程距離は42Km!!

東京の日本橋から狙えば
八王子(東京)、木更津(千葉)、
厚木(神奈川)までが射程圏内です。


それにしても大きい主砲ですね。
台座の部分だけでも、ちょっとした豪邸並の大きさがあります。
大和の製造に当って様々な甲鈑が開発されました
・VH甲鈑
炭素を浸透させて強度を出す甲鈑ですが、熱処理に10日もかかり生産量は限られました。その後、改良により強度・粘性が強くなり、製造期間も短縮されました。
・MNC甲鈑
従来の甲鈑にモリブデンやニッケルを加え、さらに特殊熱処理を施すことで、衝撃による亀裂を抑える性質を持ちます。
・CNC甲鈑
従来の甲鈑に銅やニッケルを加え、衝撃による変形を抑え、弾が貫通しにくい性能にしています。
映画で実際に撃っていました。→
もちろん は・な・び

 

 

ロケセットには艦橋も煙突もありません

*戦艦大和の建造費用

1億5000万前後(現在に換算すると約2605億)かかっていて、東海道新幹線全線(東京-大阪間)の建設費に相当する額だそうです。
戦艦大和は軍内部でも超極秘。大型戦艦建造を秘匿する為費用は戦艦、駆逐艦、潜水艦等の建造という名目で大和建造にまわしていたようです。


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