砲丸作りは鋳物(FC200)を旋盤加工で仕上げていきますが、鋳物は密度のバラつきがあるため、ただ削っただけでは砲丸の重心が、センターからずれてしまいます。
この重心がよりセンターにあるほうが記録が伸びやすいと言われています。
外国のメーカーは数値制御のNC機械で加工しているのに対し、辻谷工業さんでは汎用旋盤で加工しており、切削時に伝わる手の感触、音の高低、表面の光沢などを感知し造りだす職人技で世界のトップの砲丸を提供されています。
砲丸投ではいわゆるマイボールはなく、競技会で用意されて複数社製の砲丸を選手が選択します。
世界のトップ選手全員がその中で辻谷工業さんの砲丸を選んだのです。
オリンピック選手レベルでは砲丸の選択によって、記録が1~2メートルも違ってくる可能性があるというので驚きです。 |