いよいよ鋳造です。
石こう鋳型に溶けた金属を流し込めばいいわけです。
古代はこうして装飾品を作っていました。
しかし、石こうは通気性が悪く、鋳型内の空気が邪魔をして細かな形状部分にまで溶けた金属が入り込めません。
これらの問題を解決してくれるのが遠心力や真空環境。
鋳型を回しながら溶けた金属を流し込めば、遠心力が働いて、隅々まで金属が流れ込みやすくなりますし、真空状態で鋳造すれば、邪魔な空気も無く、細部まで金属が行き渡り、きれいな装飾もクッキリと再現できます。
遠心力を使いながら真空で鋳造する方法や、流し込んだ金属をさらに加圧する方法などさまざまです。
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